2015年07月17日
金沢観光/長町 武家屋敷跡 ♪

ビルが連なる繁華街 香林坊にほど近い路地に
入ると、長町武家屋敷跡があります。 5/20

この長町一帯は、かつて上・中級の加賀藩士が住んだ屋敷跡の
一画に当り、広い敷地を囲む土塀と家格に応じた長屋門が設け
られています。

砂利を混ぜてつき固めた堅牢な長い土塀には、土壁面を雨から
守るため板屋根が架けられていました。
渋い色彩の土壁に添って歩けば、まるで時代小説の1シーンに
入りこんでしまったような気分・・・^^。

土塀越しに見える樹木は、ゆったりとした庭の風情を想像させて
くれます。外部からの侵入者に備えて、石畳の路地は複雑に入り
組んでいます。

長町界隈は江戸時代を通して一度も大火の被害を被ることがなか
ったために、藩政時代の雰囲気を体験できる貴重な景観が残され
たのだそうです。

冬になると雪から土塀を守るためこも掛けが行われ、
雪吊りと同じく金沢の冬の風物詩となっているとか。
こも掛けは江戸時代から続くものですが、雪化粧の
武家屋敷もぜひ見たくなりました。。。

金沢には総延長150km にもなるといわれている用水路
が55本もあり、いたるところで豊かな流れを見ることがで
きます。代表的な辰巳用水は兼六園で見ました。

武家屋敷跡は、金沢で最も古い歴史をもつ大野庄用水沿いに
あります。

1590年(天正14)頃に造られた大野庄用水は、港から
城下へ物資を運んだり、城の建築材を運ぶ水路として
利用されました。昭和初期まで水車のある風景が見ら
れたそうです。

当時から家と家の間を通る生活の水としても貴重でしたが、今も
変わらず人々の生活を潤しています。
文明開化期の金沢の産業は、この流れを利用した水車小屋の
水力から始まったと言われているそうです。

△旧加賀藩士 高田家の長屋門 (内部無料公開)

近くに長町武家屋敷休憩館、歴史資料館、和菓子店、甘味店など
があり、多くの観光客でにぎわっていました。
◆金沢市ホームページ 「金沢の用水」
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11107/keikan/yousui/yo_map.html
Posted by 風子 at 11:05│Comments(2)
│ミニ旅行
この記事へのコメント
いいですよねぇー、用水の流れと昔の街並み。
この間のNHK昼ブラで、武家屋敷紹介してましたね。
さぁ、風ブラは、次どこでしょう。
楽しみです。
この間のNHK昼ブラで、武家屋敷紹介してましたね。
さぁ、風ブラは、次どこでしょう。
楽しみです。
Posted by 迷道院高崎
at 2015年07月17日 20:09

>迷道院高崎さま
昼ぶらはあまり見ないのですが、武家屋敷界隈を
紹介したようですね。
もっと時間をかけて路地の探索をしたかったです。
実際にあの場所を歩いてみると、素晴らしさが実感できます^^。
昼ぶらはあまり見ないのですが、武家屋敷界隈を
紹介したようですね。
もっと時間をかけて路地の探索をしたかったです。
実際にあの場所を歩いてみると、素晴らしさが実感できます^^。
Posted by 風子
at 2015年07月18日 19:13
