群馬で出会った自然や季節の花、文化遺産、つぶやきなどを写真で綴ります。
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2014年01月06日

糸繭商人が寄進した唐金燈籠 ♪

 
 △八幡八幡宮の唐銅(からかね)燈籠 【高崎市指定重要文化財】 

 八幡八幡宮に初詣に行ったとき、拝殿前にある立派な
 一対の燈籠の台座に、たくさんの名前が刻まれている
 ことに気付きました。

   
△右端に「発起 大願主     △安中上野尻 須藤保左エ門
 茂木宗兵衛 男           安中傳馬町 油屋左五兵エ
 横浜弁天通 野沢屋惣兵衛」  ※「衛」は簡略化されています。 
 とあります。

    
  △来舶清国人寄附       △高崎の町名が見られます。

この一対の唐金燈籠は、横浜開港後、糸繭商人として大きな利益を得た野澤屋(茂木)惣兵衛(高崎 田町出身)が大願主となって諸国に寄附を募り、慶応三(1867)年に奉納されたものだそうです。
後に惣兵衛は高崎で茂木銀行支店(九蔵町)を経営し、郷土の経済発展にも貢献しました。茂木銀行と第二国立銀行は横浜銀行に、野澤屋は横浜松坂屋となりました。(伊勢佐木町の老舗デパートとして人気があった横浜松坂屋は2009年に閉店)

燈籠に刻まれた銘文は、高崎・横浜の糸繭商人を中心に、諸商人・養蚕人をはじめ、来舶清国商人や地元氏子、西毛・北毛地区の信仰者等から広く寄附を募っていて、近世における生絹生産地域高崎の商人たちの意気込みがうかがえる資料として高い価値を持っています。(高崎市ホームページ「高崎の文化財」より)

 群馬県に現存する糸繭商人献納の燈籠は八幡八幡宮のほかに

 榛名神社…「諸国 繭糸商人 諸商人 養蚕人の一連」の
 文字


 貫前神社(富岡市)…台座に横浜商人 不入屋、野沢屋
 惣兵衛の名前


 妙義神社…「養蚕倍盛、商売繁盛、諸国 糸繭商…」が
 あります。
  (参考:加部安左衛門/丸山不二夫著)

  野沢屋(茂木)惣兵衛については
  迷道院高崎さんの記事「惣兵衛の梅」でどうぞ♪



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この記事へのコメント
拙ブログへのリンク、ありがとうございます!

七百両とはすごい金額ですよね。
儲けたお金をどう使おうと、儲けた人の勝手でしょうが、そのお金は誰から頂いたのかを考えれば、自ずとその人のために使おうという考え方になるのでしょうね。

各神社の燈籠の奉納者に共通性があることを、初めて知りました。
教えて頂いて、ありがとうございました。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎 at 2014年01月07日 10:11
>迷道院高崎さま

今回も勝手にリンクさせて頂き、失礼致しました。

あちこちに出掛けたとき、気になったものを撮っておく
癖があるのですが、今回も、何年か前に撮った写真が
役立ちました。多分ないだろうなーと思いつつ探してみますと、
欲しかった燈籠の写真が全部見つかって、嬉しかったです。
こうして見ますと、各神社に奉納された燈籠のデザインが
よく似ていることがわかりました^^。
Posted by 風子風子 at 2014年01月07日 19:54
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糸繭商人が寄進した唐金燈籠 ♪
    コメント(2)