2012年02月05日
「いせさき明治館」は医院建築 ♪


いせさき銘仙を展示しているいせさき明治館は
1912年(明治15)に建てられた県内で最も古い
木造洋風医院建築だそうです。

元は漢方医(旧今村医院)だったそうで、玄関を
入ると和服姿の患者さんが待ったと思われる畳
敷きの待合室。左奥は洋間の診察室でした。

なつかしい感じがする薬局の窓口もあります^^。

二階の客間。カラフルで大胆な柄のいせさき
銘仙の着物や反物が展示されています。

2階廊下の天井。洋館としてのモダンな外観と
室内の繊細な装飾が不思議に調和して・・・

随所に高い技術を誇るかのような凝った意匠が隠されています。
△壁の中に引きこまれる作りの組子細工の欄間

トイレの天井には通風口。天井の木材も贅をこらしたもの

黒羽内科医院旧館として本町通り南側にありましたが、市に
寄贈され、平成14年、市指定重要文化財となりました。
多くの市民に見守られる中で2日間を掛けて市街地を100m
挽き屋して現在地に移転したそうです。
地元の宝を愛してやまない^^ガイドの方に、詳細な解説を
して戴き貴重な体験ができました。ありがとうございました。
◆いせさき明治館の場所はこちら
◆伊勢崎市観光協会ホームページ http://www.isesaki.ne.jp/kankoukyoukai/
Posted by 風子 at 21:29│Comments(2)
│■ 文化遺産めぐり
この記事へのコメント
うーん、いいなぁー。
これはもう、建物自体が美術品ですね。
挽き屋して移転ですかー。
そうでしょうねー、この建物を取り壊したりしたら、
文化度を疑われますよ。
うーん、いい。
これはもう、建物自体が美術品ですね。
挽き屋して移転ですかー。
そうでしょうねー、この建物を取り壊したりしたら、
文化度を疑われますよ。
うーん、いい。
Posted by 迷道院高崎
at 2012年02月06日 21:02

>迷道院高崎さま
長らく憧れの^^絹織物の展示を見るつもりで
出掛けたのですが、建物も素晴らしくて…
もっと多くの方に知っていただきたいと思いました^^。
長らく憧れの^^絹織物の展示を見るつもりで
出掛けたのですが、建物も素晴らしくて…
もっと多くの方に知っていただきたいと思いました^^。
Posted by 風子
at 2012年02月07日 09:16
