群馬で出会った自然や季節の花、文化遺産、つぶやきなどを写真で綴ります。
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2010年09月04日

ホテル街の お薬師さま ♪

 ◆奈良時代、朝廷に納める税は農民たちが自ら自費で運んだそう
 ですが、当時は食料、宿舎などの不備から旅の途上で餓死、病死
 するという悲惨なものであり、命がけの労役であったと伝えられて
 います。
 
 ◆そこで、天皇の命により旅人救済のための施設を置いたり、諸
 国の駅路に旅人の腹を満たすために果樹を植えさせたそうです。
 (それが並木道の発祥とか…)

 ◆各地を結ぶ駅路の要衝であった板鼻(当時は藺田鼻)にも当然、
 旅人の救済施設があったと推測され、(資料はないようですが)
 施薬所(薬師堂?)の存在をうかがわせます。

 ◆薬師…“くすし”と読み、“薬を用いる人”から、一般に医者を
 薬師とよぶようになったそうですが・・・

 薬壺を持ち、病気を治す仏様として有名な薬師如来を祭る薬師堂
 が各地に残っています。

 で、、、
 「薬師堂?どこかで見たような・・・」と思い出したのが、散歩道で
 いつも見て「なぜここに?」と不思議だった、こちら▼です。


 板鼻陸橋下から八幡霊園方面に上ると、右に毘沙門堂という
 骨董店があり・・・

←少し手前の左側のホテルの壁に寄り添うように、小さな薬師堂があります。運転中は目に入らないくらい目立たない存在・・・。


 ▲毘沙門天         ▲南無薬師瑠璃光如来

     ※瑠璃光如来(るりこうにょらい):薬師如来の正式の名前
      薬師如来信仰は既に飛鳥時代に始まっていたとか。

 このお堂は徳川時代、谷津川畔の薬師寺称名寺の東)にあった
 ものが、廃寺後、毘沙門坂元毘沙門堂跡に移され、有志の
 人々によって祭られているようです。  
               (参考文献:板鼻昔物語 / 川島一郎 著)

 うめ花さんのお姉さんに送って頂いた、「板鼻昔物語」のお陰で
 薬師堂の謎がひとつ解けたのでした^^。


▼お堂に貼ってある不思議な言葉 icon12
 薬師如来御真言
 真言…仏様の呼び名 
 オン…お願いします。
 コロコロ…薬師如来さんが笑顔で、ころころして
      いる様を表している。
 マトウギ…薬師如来さんの本名。
 ソワカ…お願いします。信じます。
  
 を唱えて、薬師如来様に縁をいただくのだそうです。 合掌

薬師堂の場所(安中市板鼻)



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この記事へのコメント
旅人救済のために植えたのが、並木の発祥だったんですか。
勉強になりました。

薬師堂のある所を「寮」と呼ぶことがあって、
お籠りをする場所なのかな、と思っていたのですが、
もしかすると、旅人の休憩所だったのかもしれませんね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎 at 2010年09月05日 08:38
旅人救済のための施設、悲田処というのがあったように思います。
Posted by kawa at 2010年09月05日 12:41
>迷道院高崎さま

私も旅人救済については初めて知りました。
また、「施米用の田や施薬用の薬草田を作ることを奨励した…」と
いう記述もありました。

為政者の心の豊かさなのでしょうか、それとも税の徴収のためなの
でしょうか、そこがわかりませんが、慈悲の心に根差した救済の
風土があったのだと思いたいです。
Posted by 風子 at 2010年09月05日 12:48
>kawaさま

「悲田」とは仏教の言葉で貧民を救済することだそうで、
各地に悲田所がおかれていたようですね。
Posted by 風子 at 2010年09月05日 13:02
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    コメント(4)