群馬で出会った自然や季節の花、文化遺産、つぶやきなどを写真で綴ります。
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2010年08月27日

幻の芝居小屋(続) ♪

正月、お祭り、農休み、節句、七夕
などは安中座は書入れ時でした。

農休みは、磯部鉱泉で作った饅頭を
食べ、安中座の活動写真を見に行く
のが人々の楽しみだったようです。

安中座の経営者は萩原金次郎という   (↑画像はイメージです)
人でした。安中座の隣に「寿々川」という料亭も経営していて、芸者
も置いていたようです。当時の川原町にありました。


萩原金次郎さんの孫にあたる萩原輝明さんのお話によると、

歌舞伎興行のときは、役者が人力車に乗り、太鼓をたたき、幟を
立てて町中を宣伝して回りました。
役者は安中座の北裏にあった長屋に泊まり、安中座に隣接した
「寿々川」は一般客や力士は泊めましたが、役者は泊めなかった
のだそうです。

輝明さんが子どもの頃、「寿々川」には芸者や半玉(芸者見習い)
が十数名いました。
金次郎さんは、暇の時は居残りの芸者を集め、長火鉢の前で三味線
を弾かせ、踊りをさせて、自分は樽から酒を出して飲んでいました。
豪放磊落な人で、芝居や相撲興行で儲かることはなかったらしいと・・・。

その後「寿々川」も取り壊されて、安中座の面影はすべて消えて
しまったのでした。

【参考文献:近代芝居小屋考・群馬県(みやま文庫134)】

◆安中座があった場所はこちら


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この記事へのコメント
風子さんの軽妙な筆致で、安中座や寿々川の情景が目に浮かんできます。

幻として脳裏に浮かべてみるのも、またいいもんですね。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎 at 2010年08月28日 08:21
>迷道院高崎さま

料亭「寿々川」と萩原さんという興行師の様子を
記述したものを読んで、昔の日本映画のシーンを
思い出しました。
芸者、芸者置屋、旅芝居、芝居小屋、うらぶれた楽屋、
そして、繰り広げられる人間模様・・・^^。
Posted by 風子 at 2010年08月28日 08:46
当時は、数少ない娯楽の中では、芝居見物が最大の楽しみだったのでしょうね。
Posted by kawa at 2010年08月28日 18:47
>kawaさま

農家の人にとっては特に、農休時期の楽しみは
芝居見物だったようですね。
生の芝居に接することができて、濃い体験ができたかも?
ある意味現代より幸せだったような感じもしますが・・・。
Posted by 風子風子 at 2010年08月31日 21:17
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幻の芝居小屋(続) ♪
    コメント(4)