群馬で出会った自然や季節の花、文化遺産、つぶやきなどを写真で綴ります。
< 2014年05>
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2014年05月02日

安中市/西上秋間の餅つき道祖神 ♪


 △建物の左側が飽間神社

 西上秋間の二軒茶屋付近に餅つき道祖神があるということを
 群馬の伝説本で知ってから、どうしても見たくなり


 △農道のような狭い道を左に入り

 知人に場所を聞いたり、地図を描いてもらったり、秋間梅林方面に
 出かける度に探しましたが、わからないまま数年が経ちました。


 △道がカーブしたところ(三本辻)に ぽつんとあるのが道祖神

 梅の花見もそろそろ終わりの頃、飽間神社にお参りしてから、近く
 にいた農家の方にたずねると、すぐ目の前の梅畑にあることがわ
 かりました。  3/28



 西上秋間の二軒茶屋から飽間神社の参道を進んで行くと、三本
 辻があります。ここに何やらわからない石碑があります。安山岩の
 石の表面は長い間、雨や風にさらされて、はっきりと形はわかりま
 せんがよく見ると、二つの人の姿が浮かんできます。
 よく見定めると一人は杵(きね)を振り上げ、ひとりはこねどりをして
 いるらしいことは、下に臼(うす)らしいものがあるのでわかります。
 明らかに道祖神であることは間違いありません。
 
                 『安中・碓氷・群馬Ⅰの伝説』
                  市川光一 著(あかぎ出版)より引用

 伝説では、ここ笠松村にはむかしは何軒も家がありました。
 ある日、名主さんがこの村の石屋さんに道祖神を作るように注文し
 たのですが、石屋さんは今までと違う道祖神を作ろうと考え、夜空
 の満月をヒントに、男女が餅をつく像を彫ったのですが、見慣れな
 い道祖神を見た村役人からも村人からもよく言われず冷遇され、石
 屋さんはいやになって村を去ってしまいました。
 その後、いつしか村もさびれ、畑は荒れてしまったそうな。。。
 

                             △約50×45cm 
 秋間史跡保存会の資料には 「双体神像(モチツキ道祖神)
 文政八乙酉(きのととり)年 1825年 181年前 江戸後期
 双体道祖神としては非常にめずらしいもので、おそらく五穀豊穣 
 もあわせて祈願したものと思われる」とありました。

 風雨に晒されてなお、仲よくお餅をつき続ける二人の、素朴で優し
 い姿に思わず笑みがこぼれてしまう、嬉しい出会いでした^^。
   


Posted by 風子 at 17:13Comments(6)■ 文化遺産めぐり